 |
サンダルちゃん、ご指名だお~。 |
 |
ダ、ダメだってばベルフェ……。天使と魔王が仲良しだなんてバレたら……。 |
 |
え~。魔王はそんなこと、だ~れも気にしないよぅ~。たとえばわたしがサンダルちゃんと通じてて、「ふっふっふっ、実はわたしは天界のスパイだったのです!」とか言っても、鼻で笑われておしまいなのねん。 |
 |
魔王はお気楽そうでうらやましいのです。天使がそんなことを言った日には、ガブリエルさんに修正されちゃいます。 |
 |
魔王だって、わたしのお部屋を見て「お片づけしなさい!」って言ってくるよ~。 |
 |
だってほんとにベルフェのお部屋、散らかり放題だもん。 |
 |
こんにちは、アスタちゃん。 |
 |
サンダルちゃん、お久しぶりなのデス。 |
 |
わたしはちゃ~んと、どの山にどんなマンガとかゲームを積んだか憶えてるのねん。散らかってるわけじゃないお。散らかってるってのは、サンダルちゃんの作業場みたいなのを言うんだお。爆発しちゃった発明品の破片がそこら中に落ちてるから、作業場に入ったらいきなり破片踏んじゃって、えらい目に遭ったのねん。 |
 |
作業場に靴下で入るほうが悪いのです! だからちゃんと安全靴を履きなさいって言ったのです! |
 |
めんどくしゃいもん。 |
 |
サンダルちゃん、今はどんな発明品を作ってるんデスか? |
 |
生活態度向上強制器です。ダラダラした生活を送っていたり、うじうじとはっきりしない態度を取る人を見つけると、飛びついて爆発するのです! これでみんな勤勉になりますよ! |